【宮沢賢治 絵本原画展】《第36作》
『茨海小学校』ばらうみしょうがっこう
作 : 宮沢賢治 絵 : 西村繁男
会期 ‖ 2022年10月22日(土)- 12月4日(日)
会場 ‖ フリッツ・アートセンター / ギャラリー
休館日 ‖ 火曜日(祭日の場合はその翌日)
時 間 ‖ 11:00-18:00(時間短縮中)
入館料 ‖ 無料
宮沢賢治が、火山や海や風や石や動物たちから聴き取った物語から、忘れていた「ほんたうの幸ひ」を、見つけられたならと。
2008年春から始まった《宮沢賢治 絵本原画展》も、36作・37作目となりました。
その 36作目は、2022年10月にミキハウスから発行された、生前未発表の童話『茨海小学校』。
動物の世界へ大人の人間が踏み込んで、人間中心の考え方を根底から揺るがされる中篇童話です。
絵は、日本を代表する人気の絵本作家 西村繁男さん。日本画水性絵具と色鉛筆・鉛筆で描かれた、絵本の全頁の原画 32点の、初めての公開展示です。
あらすじ :
農学校の教員の “私” は、火山弾の採取と野生のハマナスを確かめるため茨海の野原に出かける。ひょんなことから狐の茨海小学校に迷い込み、ついでに授業参観をしてきたという、幻想的体験譚。
プロフィール ‖
◎ 西村 繁男(にしむら しげお)
1947年、高知県生まれ。中央大学商学部、セツ・モードセミナー卒業。『絵で見る日本の歴史』で第8回絵本にっぽん大賞、『絵で読む広島の原爆』(文・那須正幹、いずれも福音館書店)で第43回産経児童出版文化賞など、多くの賞を受賞。主な作品に『おふろやさん』『やこうれっしゃ』(いずれも福音館書店)、『なきむしようちえん』(文・長崎源之助)、『がたごと がたごと』(文・内田麟太郎、いずれも童心社)、「おでんさむらい」シリーズ(文・内田麟太郎、くもん出版)、『じごくのラーメンや』(文・苅田澄子、教育画劇)などがある。
◎ 次回《第37作》
『毒もみのすきな署長さん』
絵 : 山村浩二
12月10日(土)- 2023年1月22日(日)
《過去の開催 : 2008年3月-2022年3月》
◉01『注文の多い料理店』スズキコージ ◉02『雪わたり』方緒 良 ◉03『どんぐりと山猫』田島征三 ◉04『やまなし』川上和生 ◉05『なめとこ山の熊』あべ弘士 ◉06『オツベルと象』荒井良二 ◉07『よだかの星』ささめやゆき ◉08『狼森と笊森、盗森』片山 健 ◉09『いちょうの実』及川賢治 ◉10『ツェねずみ』石井聖岳 ◉11『月夜のでんしんばしら』竹内通雅 ◉12『山男の四月』飯野和好 ◉13『気のいい火山弾』田中清代 ◉14『土神ときつね』大畑いくの ◉15『蛙のゴム靴』松成真理子 ◉16『氷河鼠の毛皮』堀川理万子 ◉17『寓話 洞熊学校を卒業した三人』大島妙子 ◉18『セロ弾きのゴーシュ』さとうあや ◉19『銀河鉄道の夜』金井一郎 ◉20『黄いろのトマト』降矢なな ◉21『虔十公園林』伊藤秀男 ◉22『猫の事務所』植垣歩子 ◉23『ひのきとひなげし』出久根育 ◉24『カイロ団長』こしだミカ ◉25『フランドン農学校の豚』nakaban・26『雨ニモマケズ』柚木沙弥郎 ◉27『貝の火』おくはらゆめ ◉28『ざしき童子のはなし』岡田千晶 ◉29『鹿踊りのはじまり』ミロコマチコ ◉30『風の又三郎』やぎたみこ ◉31『おきなぐさ』陣崎草子 ◉32『鳥箱先生とフゥねずみ』吉田尚令 ◉33『ポラーノの広場』みやこしあきこ ◉34『シグナルとシグナレス』山口マオ ◉35『北守将軍と三人兄弟の医者』スズキコージ
協働 ‖ mikiHOUSE
後援 ‖ 群馬県・群馬県教育委員会・前橋市・前橋市教育委員会・各報道機関