『猫 町』金井田英津子 画本原画展
文 : 萩原朔太郎 画 : 金井田英津子
会期 ‖ 2023年2月25日(土)- 4月9日(日)
会場 ‖ フリッツ・アートセンター / ギャラリー
休館日 ‖ 火曜日(祭日の場合はその翌日)
時 間 ‖ 11:00-18:00(時間短縮中)
入館料 ‖ 無料
後援 ‖ 群馬県・群馬県教育委員会・前橋市・前橋市教育委員会・各報道機関 協力 ‖ 平凡社
「猫、猫、猫、猫、猫、猫、猫。どこを見ても猫ばかりだ。」
男が迷い込んだ「繁華な美しい町」は、次の瞬間、奇怪な異変事か起こり、猫が人間の姿をして、街路に群集していた。
萩原朔太郎の散文詩風な小説『猫町』(1935 / S.10 発表)を、版画家・金井田英津子の幻想的で確かな筆致の挿絵で味わう「文学画本」。
長らく絶版となっていた作の復刻を待って、待望の展示が実現しました。
桐生市出身の 版画家 金井田英津子さんのフリッツ・アートセンターでの展示は、2009年夏の『瓦経』『文豪怪談傑作選』以来二度目。
全原画31点の展示となります。
作者プロフィール ‖
金井田英津子 かないだえつこ
画家、版画家、装幀家
群馬県桐生市生まれ。個展、国際版画展などで版画作品を発表するかたわら、愛好する近代日本の文学作品を画本にしている。画本の作品として、萩原朔太郎『猫町』、夏目漱石『夢十夜』内田百閒著『冥途』(以上、平凡社)、井伏鱒二著『画本 厄除け詩集』(長崎出版)、泉鏡花著『絵本の春』(朝日出版社)がある。装幀挿画、絵本の作品多数。2004年、『人形の旅立ち』で第18回赤い鳥さしえ賞、第38回造本装幀コンクール審査員奨励賞受賞。