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【落語三席】野村たかあき 原画展

そんな馬鹿な話 あるかよ … 『しにがみさん』『ねこのさら』『しばはま』
《会 期》2018年7月14日(土)- 8月26日(日)
《会 場》フリッツ・アートセンター / ギャラリー(前橋市敷島町240-28)
《休館日》火曜日(休日の場合はその翌日) 11:00am – 20:00pm(金曜 21:00 月曜 19:00 まで)
《入館料》無料
《絵本監修》柳家小三治 「死神」「猫の皿」「芝浜」より 【EVENT / WORK SHOP : スケジュール】
◉《紙芝居だいすきプロジェクト》野村たかあきの作品から
期 日 ‖ 7月22日(日)開演 14:00(開場 13:30)
出 演 ‖ 水出真弓(紙芝居のたね) ◉《らいぶりぃ : 朗読コンサート》
期 日 ‖ 7月28日(土)・8月25日(土)開演 14:00(開場 13:30)
出 演 ‖ らいぶりぃ ◉《公園のおはなし会》落語絵本から
期 日 ‖ 7月29日(日)開演 13:00(開場 12:30)
出演 ‖ おはなしと演奏 ; ドロップス ◉《落語的対談》
野村たかあき 対 小暮 淳 第一回戦
期 日 ‖ 8月5日(日)開演 15:00(開場 14:30)
出 演 ‖ 小暮 淳(温泉ライター)/ 野村たかあき [定員制・要予約] ◉《柳家小もん 落語会》
期 日 ‖ 8月12日(日)15:00(受付・開場 14:30)
出 演 ‖二ツ目 柳家小もん(前橋市出身 : 2018年春 二ツ目 昇進)
参加費 ‖ 1.500円[定員制・要予約] ◉《前橋 百物語 : 特席》
期 日 ‖ 8月18日(土)開演 18:00(開場 17:30)
出 演 ‖ 不明 監修 ‖ 新井隆人[定員制・要予約] 古来、百物語というものあり 不思議な物語が百話集まるとき 必ず妖しいものが現れ出ると …。 ◉《妖怪工作室+おはなし会》
期 日 ‖ 8月26日(日)13:00(開場 12:30)
出 演 ‖ 野村たかあき+ドロップス みんなで作った妖怪のお面をかぶって、少しこわい絵本のおはなし会 ◉《野村たかあき 画廊噺》
期 日 ‖ 会期中の 毎週日曜日 午前11時
参加費 ‖ 無料 《作家プロフィール》
野村たかあき 木彫・版画家 / 絵本作家
1949年 前橋市生まれ。
『ばあちゃんのえんがわ』で第5回講談社絵本新人賞を受賞。『おじいちゃんのまち』(講談社)で第13回絵本にっぽん賞を受賞。
主な絵本作品に、『ないたあかおに』『風のじゅうたん』『かみそりぎつね』『とうちゃんはかんばんや』『かえるのどびん』『たなばたにょうぼう』ほか多数。 【問い合わせ / 予約申し込み】 フリッツ・アートセンター 群馬県前橋市敷島町240-28 TEL ‖ 027-235-8989 FAX ‖ 027-235-8990 E-mail �‖ info@theplace1985.com WEB ‖ http://theplace1985.com

後 援 ‖ 前橋市 / 群馬県 / 前橋市教育委員会 / 群馬県教育委員会 / 報道機関各社
協 力 ‖ 株. 教育画劇 / でくの房

ものがたり

1985年「カフェ」 1993年「本屋」 2009年「映画館」 2014年「the place」
そして 2019年〈絵本みたいな場所〉へ

〈絵本みたいな場所〉という物語は、1985年の “カフェ RITZ" からはじまります。
大きな公園の森のなかの、石でできた四角いおとこの建物です。
30種類のオムレツとキッシュと庭の結婚式が評判のカフェでした。
しばらくして、ひとりぼっちだった RITZ にパートナーができます。
すぐとなり、百年の杉の木の下の、赤くてまるいおんなの子の建物で、
RITZ に女性の「F」をつけて "F-ritz art center" と名づけることにしました。1993年のことです。
その時の《1+1=1》というコンセプトは、より多くとか、より早くとか、より高くということではなく、
変らぬ毎日の営みのなかで、すこしずつ円周を拡げていこうとするものです。
そう、ひとつの水滴にもうひとつの水滴を置いていくかのように …。

『絵本屋』『タンタン・ボックス 前橋店』『ポスター・ボックス』
『美容室』LE SALON、『家具屋』RETRO BOX .....。

「クリスチャン・ボルタンスキー展」と「くまのプーさん絵本原画展」をオープニングにしたギャラリーでは、
数多くの新たな表現が生まれています。
《賢治の全童話を絵本に》と始められた「宮沢賢治絵本原画展」も、第十三期30作目になります。
同時に《街を 街そのものを美術館に 劇場に》を合い言葉に、街にも出かけて行くようになります。
家具店跡をギャラリーに、スーパーマーケット跡を劇場に、商店街の通りをサーカス会場に、
百貨店跡をパフォーマンス・スペースに、アーケード内を映画館に、県庁前広場をキャンプ場に、
銀行跡をライヴ会場に、消防署跡をアートセンターに ...。
空き地で子どもたちが新しい遊びを発明するように、使いかたを工夫しながら、
アートによって空間を再生していこうとする、壊しては作るという時代への抵抗の始まりです。
2009年には空きデパートの中の映画館跡を再生。
地方では珍しい名画座として「シネマまえばし」を開館します。
これは《1回 一万人というイベントではなく 毎日30人1年で一万人を 街に》というコンセプトで、
失われつつある「日常性」と「つながりあう気持ち」をゆっくりと恢復していこうとするものです。

そして、フリッツ・アートセンターは 今。
成長に代わるまったく新しい豊かさのあり方を見つけるために、
35年かけて創った小さな物語と、そこから生まれた価値観を見直し、
未来から今を思い描き、変化を恐れずに、また動いて行こうと思います。
考え過ぎると厄介なことになると知っていて、何を見ても無感覚でいなくてはならないような時代に生きて。
たとえ小さくても、ここからだけしかできない「確かなこと」と「生きやすい」場所への鍛え直し。
主流や時流や大きな力に、抗うことでも、拠ることでもなく、
ただ『絵本みたいな場所』という新しい眺めをつくってみること。

《絵本みたいな場所》

絵本作家・ミロコマチコさんが、シンガー・あがた森魚さんの宮沢賢治朗読で、ライブペインティングした15個の本棚。
フランスから10トンもあるパン窯を運んで建った〈公園の薪窯パン屋〉の開店。前庭にたくさんの子どもたちと植えた〈百年のモミの木〉と、地面そのものを〈花花の椅子〉にするために育てるクレピア ....。
日替わりで若いロースターが淹れる〈コーヒースタンド〉のセルフビルド。中庭に、若い人たちと掘る、小鳥たちのための〈そらの井戸〉と、檸檬の苗木をたくさん植え造る〈果樹園〉。
そして、絵本作家・荒井良二さんと、共に紡ぎ始める「願いが叶う庭」、〈カナウニワ〉の国の物語。

『カナウニワ』

この場所はきっといつかの夏の日。薪窯で焼けたばかりのライ麦パンと、井戸水と獲れたばかりの檸檬を絞ったレモネードと、古い古いお話の絵本を抱えた子どもたちが、50メートルにもなるモミの木の下で、近くの森での遊びの相談をしているわけで。

そんな木陰を 今からつくっておきたい。

あまりにもきれいな夕焼けに立ち止まってみること。
あまりにも美味しいいつもの水に驚いてみること。
そして、それを誰かに伝えようとする気持ち。
あたらしいひと。あたらしい世界。あたらしい幸福。
街の喧噪の、森の静寂の中、遠くを旅するより、近くを冒険するひとのために。
大好きだと言えるひとのために。その笑顔のために。
そして、
子どもたちの 子どもたちの 子どもたちのために。

フリッツ・アートセンター